「弾丸道路」と「凍上」

日曜日 札幌。
用足しを兼ねて地下街をノルディックウォーキング

…何やらパネル展をやっている…。

いきなり「弾丸道路」という文字が飛び込んできた。

?? 「弾丸道路」 ??

NEC_0500.jpg


終戦後、千歳空港発着の軍用機や民間機が少しずつ増えてきた。

札幌真駒内の進駐軍基地までの通行時間を短縮するため、

当時1時間40分かかっていた札幌と千歳空港間の国道36号線を
1時間で行けるようにせよ!と進駐軍の命令が下った。

当時のお金で総工費8億7千万円、
ただし、工期は1年以内に完成せよという非常に厳しい条件。

NEC_0508.jpg NEC_0520.jpg

寒冷地では建物を建てるときに
基礎をどのくらい深く掘り下げるかは重要なポイントだ。

(道内各地での凍上、凍結深度については細かい建築規定がある)

道路もしかり。

冬、厳しい寒さのために、
土の中の水分が凍り、氷柱となって地面を押し上げ「凍上現象」が起こる。
雪融けの季節になると今度は沈下、陥没、ひび割れとなり
路面はぐちゃぐちゃに崩れ、道路は崩壊。

この繰り返しが長年にわたる北海道における道路事情の厳しい現実だった。


「北海道に適した寒冷地仕様の高規格道路を1年以内に作る」

この命題に向かい
学者や技術者、土木関係者、現場の工事担当者が一丸となって結集し
昭和27年10月着工、翌28年

当時の日本で最長のアスファルト舗装道路34.5kmが完成した。
(北海道では初めてのアスファルト道路)

不要なカーブを切り取り、なるべく直線に造り直し
弾丸のようなスピードで敢行されたこの道路のニックネームが

弾丸道路

時速75kmで走ることを想定して設計されたという。

高速道路並みです、な(*^_^*)

この工事はアスファルト舗装道路建設の、
とりわけ寒冷地北海道の道路開発における技術面でのパイオニアとなった。


そうかぁ…
当たり前のように感じているが
道路は生活、経済活動と直結している。

特に一次産業が多く広大な面積の北海道。

生産物を鮮度が落ちないうちに市場へ輸送するにも道路事情が大きく影響する。

何かと物議をかもして、批判が多い「北海道開発局」ではあるが
果たしてきた役割はそれなりに深い意義があったんだ…。



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コメント

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Re: お帰りなさい…只今です(笑)

コメントありがとうございます。
日常の何気ないところで、人類の技や知恵が生かされているのを感じます。
普段は当たり前で気がつかないけれど…。

すごいことですよね!

Re: amiさまへ

そうなのですか…。お母様が富良野出身!
北海道も少しずつ春が近づいています。
コメントありがとうございました。

Re: 以前

当たっているかも、ね。
実際の感覚ってすごいから・・・コメントありがとう!

こんばんは。お邪魔しています。
母が富良野の出身なので、気になり、伺うようになりました。
札幌でも色々なことが歴史に残ってきたのですね。
週に一度は、道路や車、、どうやって、増えてきたのだろう??と思ってみることがあります。
すべて、意味あり。だったという興味深いお話ありがとうございました。
札幌は3月中過ぎにシドニーより一時帰国します。
これからもどうぞよろしく!ami

お帰りなさい。

こんにちは。
お疲れさまでした。心残りのご帰宅と思いますが、母子共々元気に「成長」する事を祈ります。
弾丸道路の歴史、興味深く読ませていただきました。
寒冷地は色々事情が違うので、家にしても道路にしても大変ですね。
シベリアの凍土が溶け始めたため、建物が傾ぎ始めたとしばらく前に話題になっていましたし。。。

以前

千歳より南の36号線の一部を使って、アスファルト道路の試験をやってました。
今は幅広い路肩になってしまい、ドライバーの休息帯になってます。
マラソン大会で様々な地域の国道を走らせてもらってますが、北海道の道路が一番柔らかい(柔軟性がある?)気がします(^-^)
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