子どもの食事作法は最初の「学び」~姿勢を整えることが大事な理由

s良い姿勢のつくり方

子育てで一番根気が必要なのは、食事のマナーかもしれませんね。

食べ物を取り、口に持っていき、こぼさずきれいに、食べる。

お箸やスプーンを正しく使う。
「食べ方」
「姿勢」

「食べること」は「生きること」なので、常についてまわります。

一緒に生活をしているわけではありませんが、
子育て奮戦中の娘と孫を観ていて

「食事の躾」は根気との勝負だとしみじみ思います。

何を食べるか…子どもの「好き嫌い」や、
「小食/多食」、「食物アレルギー」も気になる事項ですが、

『すわって食事をする』 (こぼさず、美しく、マナーを守って)

毎日の生活の中で家庭の食卓での「学び」は
姿勢も含めた「すわって食事をする」こと。
こどもにとっての「最初の教育」だと 
矢田部英正氏は著作「からだのメソッド」の中で書いておられます。

※武蔵野身体研究所主宰/
《からだのメソッド》立居振舞の技術/ 出版社:バジリコ(株)

(抜粋)
…「すわって食事をする」などあまりにも日常的で、
些末なようなことに思われがちですが、
実際に子どもの教育に携わってみると、
自分の力できちんと食事ができるようになるだけでも、
生まれてから毎日練習して
5,6年の歳月が必要であることがわかります。

お箸を正しく使いこなすことや、
ナイフやフォークを使って食事をすることは、
実はとても繊細な指先の感覚を要する身体技法です。

細かい作法など気にしなければ、
どのような姿勢でも食事は口に入りますが、

「どのようにすわり、どのように食べるのがより好ましいのか」
という問いに答えようとすると、

日常の喫茶喫飯には
意外と奥の深い問題が潜んでいることがわかってきます…

…なぜ姿勢を整えることが大事なのか…

第一には内臓に負担をかけない姿勢と保つため。

猫背や立膝、横すわりなどが無作法とされたのは
内臓を圧迫したり、捻じったりする腰の構えが、
食物の消化吸収を妨げるからでもあったでしょう…

ちなみに
同じ箸を使う東洋の国でも
韓国と日本では食事の作法が異なるようです。

私たちは「茶碗を持つ」ですが
韓国では「茶碗を持ってはならない」ルールだそうです。
日本人は茶碗を持たずに食べる隣国の人を指して
「犬食い」などと揶揄する人が過去に私の周りにおりましたが、
かの国では

(ここから抜粋)

…茶碗を持って食べる行為は
「自分だけが多く食べようとしている」
「意地汚い」となり

…歴史や文化の違いが根底にあることに気づかされます。

…食作法において
右手と左手を均等に扱うということは、
坐禅の身体感覚と深いかかわりがあります。

日本の禅は坐姿勢を整えることによって
下腹部に生まれる「中心感覚」を特に大事にしてきました。

(略)

人間の手足の動きは、この「中心感覚」と密接に連動していて、

たとえば日本の芸道の世界では
「小手先の動き」というものを嫌います。

たとえ手足の末端の動きであっても、
「動作はからだの中心から伝わるべきである」という
禅思想の影響は、日本の芸道全般に及んでいます。

これは食作法においても同様で、

食事のときに、茶碗を持たずに右手で箸をだけを扱っていると
からだの中心軸は右半身にどんどん傾いていって

姿勢のバランスをくずしていくことにもなる……。

これはなにも食事の作法に限ったことではありませんよね?!
人間は寝ているとき以外はカラダを立てて生活していますから
普段の何気ない姿勢が与える影響を軽く見過ごすことはできません。

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食事のたびに口うるさく我が子に作法を教える娘をそばで見ていて
自身の子育ての時の苦労を思い出しました。(笑)

話は飛びますが、

先日某テレビでやっているイギリス貴族の連続テレビドラマの
裏話の特集編をたまたま目にしたのですが
時代考証をする係りの人が興味深いことを言っていました。

貴族階級のステータスは『食事』、『食事のマナー』。
「姿勢」がとても重要と。

子どもたちの食事の際には
乳母がつきっきりで躾る。


食卓の椅子の「背もたれ」は
背を持たれさせるためにあるのではなく、
後ろに控えている給仕が
椅子を引いたり寄せてたりするためにあると。

貴族の子どものしつけの際には
椅子の背もたれに
わざとナイフを忍ばせておくようにしたそうです。


40年以上前の昔のことですが、
ヨーロッパから赴任したばかりのベルギー人の神父が
日本人に多い猫背気味の姿勢が話題になった時に
姿勢の悪い子供を矯正をさせるのに
あちらでは背中に定規を差し込み日中を過ごさせる…
ような話をしていました。

とても印象的な話だったので
未だに忘れらません。 ^-^)ノ

話が矢田部先生に戻りますが、
実は昨日の大雪で雪かき励み過ぎて少々手首を痛めてしまいました。

「小手先の動き」でスコップ使い過ぎたのが原因と思われます。

たかが雪かき、されど雪かき…^_^;

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